今回は、語学学校について当社の考えを少し。。
お付き合いいただけたら嬉しいです。
■語学学校の選び方は間違っておりませんか?
語学学校に通う理由は人それぞれですが、
理由の一番は、やはり、英語力の上達になると思います。
語学学校を選ぶ際に良くこんなリクエストを受けます。
『日本人が少ない語学学校』
『クラスが少人数の語学学校』
『アクティビティーが多い学校』
などなど。
その中でも一番多いリクエストは、
『日本人が少ない語学学校』。
そりゃ、英語を勉強するんだから、
日本人が少ない学校の方がいいな、
と思った方も多いと思います。
(それも間違いではありません。ただ。。)
初めての留学の方の頭の中では、おそらく
(留学先での)日本人=日本人で固まる=日本語で話す=英語が話せるようにならない
↓
(留学先での)日本人=英語が話せるようにならない
↓
(留学先での)日本人=英語上達の妨げ
という思考ではないでしょうか?
実際はどうでしょう?
帰国後の参加者の声をかりさせていただくと。
『出発前は日本人の友達はいらない、など思っていましたが、
実際、日本人の友人は必要です(笑)
知らない土地で、日本語を使うことが出来ない環境の中で、
日本人の友人は、いるだけで心強かったです。』
(島村さん)
私も出張で留学先へ行くことがありますが、
街を歩いていて、いつも、違和感を感じることがあります。
それは、街で日本以外の留学生が同じく国の留学生、
(例えば中国人留学生と中国人留学生、フランス人とフランス人など)
とすれ違ったりする際は、必ず挨拶をしたり、一言二言会話をしています。
でも、日本人留学生の場合は、挨拶どころか目も合わさないで、
すれ違っていることもあります。
色々な状況がありますので、一概には言えませんが、
日本人=英語上達の妨げ、という先入観も1つ理由だと、
私は感じています。
正直、それはもったいないことだと私は思います。
普段日本では絶対に出会うことのない人と、
たまたま同じ時期に同じ国の同じ都市の同じ街角で出会う。
偶然というより、奇跡に近い確率だと思います。
もちろん、知らない人に誰でも話しかけて交流をしましょう!
という気は更々ないですが、同じ国の人が同時期に海外にいて、
夢に向かってチャレンジしているなら、挨拶や多少の情報共有は、
お互いにとってプラスになると思います。
同じ日本人だから分かり合えること、理解できることもあると思います。
何も日本人と固まって行動するのが良いといっているのではありませんが、
留学やホームステイを有意義に過ごす上で、
日本人との交流がその妨げになるということはないと感じています。
それは、語学学校でも同じ事で、
授業中や学校内では英語のみという学校も多くなっておりますので、
意識的に色々な国の留学生と交流するのも良いと思います。
ただ、学校外では情報共有や悩みの相談など、
日本人同士助け合って、海外生活をより充実させるというのは間違っていないと、
私は思っています。
英語が上達しなかったのは、
『学校や街に日本人が多かったからだ!』
『大都市は日本人だらけで英語の勉強にならない!』
などとインターネット等で見ることがありますが、
それは、単に環境のせいにしているだけに感じるは私だけでしょうか?
今までの多くの留学生を見てきておりますが、
日本人が多い環境でも英語が上達している方も沢山いますし、
日本人が1人もいない田舎に留学して、
ホームシックや日本人環境がないことで、
志半ばで帰国されている方もおります。
テーマの語学学校の選び方という部分から、
多少逸れてしまいましたが、語学学校選びとして大切なことは、
(もちろん)ご自身の学びたいこと、希望する環境などの
チェックは必要となりますが、一定基準を満たした学校でしたら、
あとは本人の心の持ち方次第だと思います。
(実際、どんな人が参加しているか、日本人の割合や生徒数、
クラスの人数などは、時期により全く異なりますので、、、。)
それをいったら元も子もないといわれてしまいかもしれませんが、
実際に語学学校で知り合った、各国の留学生と帰国後も繋がり、
お互いの国を旅したり、そこで出会った日本人から海外の方との交流が広がったり、
と人との出会いは不思議なもので、一つ一つの出会いを大切にすることで、
想いもよらない素晴らしい方向に人生が変わっていくことも少なくありません。
最後に、語学学校選びは、あくまでも留学の一部であり、
手段であって目的ではありません。
本来の目的を再度考えて、皆様の留学生活が充実した時間になることを、
心から願っております。