今回は、留学先で英語で言われた事が、
分からないのに、その場を取り繕うために、
”YES”と言わない!というお話。
短期留学やホームステイをする日本人の多くが、
英語に自信がない、
英語の文法は理解しているけど、
実際にネイティブの英語を聞くと、
聞き取れない、話せない。
という事はよくあります。
実際に、海外に行くと、
ネイティブのスピードには
直ぐには慣れません。
まずその洗礼を受けるのが、入国審査。
不機嫌そうな恰幅の良い外国人が、
あなたの前で座っています。
パスポート等を受け取り、
英語で質問されます。
〇×〇×〇×?
よく聞き取れなかったけど、
聞き返すのも怖いし、
取り敢えず、”YES”
これは、本当に危険です。
質問次第では、別室に連れて行かれて、
数時間拘束され英語で質問攻めに合う事もあります。
実際にホームステイであった事例では、
ホストファミリーから、
「明日は予定があるの?」と質問され、
良く質問が聞き取れなかったけど、
取り敢えず、”YES”
と答えて、ファミリーは、
留学生が出かけるということで、
明日予定を入れて出かけようと思ったら、
実際は出かける予定がなく困ってしまった。
どちらの場合も、
言っている事が分からない状況で、
聞き取れないで、何度も聞き返して、
雰囲気が悪くなるのではないか、
YESと言ってその場をやり過ごそう、
などと考えるのは危険です。
分からない時は、何度でも何度でも、
分からないと伝えて、分かるまで、
理解していない事を伝えるのが正解です。
日本人は英語ができるようになってから、
コミュニケーションをとろうとしますが、
海外の人は英語ができないから、
コミュニケーションを取るようにします。
日本人の多くは、完璧に英語が話せないと、
相手に伝わらない、間違った英語は恥ずかしい、
一度、聞き返されると、
ただ声が小さくて聞こえなかっただけなのに、
自分の英語が間違っていたと勘違いして、
次の言葉を伝える勇気がなくなってしまう。
でも実際、多くの留学先の方々は、
あなたの話す英語に対して、
英語力が低いとか、発音がとか、文法がとか
全く思っていませんし、分からない言語を
頑張って使い、気持ちを伝えようとしているんだな。
と親身に寄り添ってくれます。
ですから、この場面で、分からないと
何度も聞き返したら雰囲気が悪くなるかな?とか考えずに、
せっかくの機会なので英語をしっかり向き合いましょう!
ホームステイ先でホストマザーが、
「調子はいい?」「生活に問題ない?」など
挨拶のように聞いてくれます。
その際にも、何か問題があれば、
その場で直接伝える事がとても大事です。
大事なのでもう一度言いますが、
「その場で、直接、伝える」です。
聞かれたときに、一言、食事の味が薄いので
調味料を加えられる?部屋が寒いんだけど?
など伝えれば、それはクレームではなく、
コミュニケーションですのでファミリーも
出来るだけ滞在が楽しくなるよう考えてくれます。
逆に食事が美味しくなかった、
部屋が寒むかった、など伝える努力をせずに、
帰国してから愚痴のように親御さんに話をしても、
その時の生活や想い出を変える事はできません。
日本と同じと思って、察してくれる、
言わなくても分かる、雰囲気で理解してくれる。
という事はありません。
必ず、その場で、自分の言葉で伝えましょう!
そして、分からないのに、分かったふりをするのも
絶対にやめましょう!