今回はホームステイや短期留学のお問合せで、
良くいただく質問について掘り下げたいと思います。
留学先の国選びの際に良くある質問ですが、
オーストラリアって英語に訛りがあるんですよね?
やっぱり英語を学ぶなら、
オーストラリアは辞めた方が良いですかね?
という質問を頂きます。
結論からお伝えしますと、
全く気にする必要はないと私は思います。
特にホームステイ等で数か月未満の滞在でしたら、
訛りがうつる程英語が学べたら、
逆に喜んでいいと思います(笑
日本人は英語の訛りに対してマイナスのイメージを
持っている方が多いようですが、
海外の方に話を聞くと、
その答えは全く違います。
海外の方に、
What is your definition of standard English?
(あなたのとっての標準英語の定義とは何ですか?)
と聞くと、
・人のコミュニケーションが取れること(韓国人)
・お互いに理解しあうことさえできれば、どんな英語でも良い(スイス人)
・イギリス英語です(スペイン人)
・ないと思います。世界のどこに住むかによりみんな独特の話し方があるから。(カナダ人)
・相手が自分の言っていることを理解していれば、それでいい。(カナダ人)
・存在しない。アメリカやイギリスに行けば色々なアクセントがある(アメリカ人)
・どこえ行っても、色々な訛りやアクセントがあるから。(オーストラリア人)
そして、
What do you think about people having accents?
(アクセント【訛り】のある英語で話すことについてどう思いますか?)
と聞くと
・アクセントは文化の一部だから、逆にそれがとても興味深い(中国人)
・理解できれば問題ない(スイス人)
・英語は人と人をつなげる道具なので、アクセントはあって良い(スペイン人)
・格好よくって、素晴らしい!文化の多様性は喜ばしい。(カナダ人)
・アクセントは人がどこから来たかを教えてくれ、互いの関係を近づけてくれる。(カナダ人)
・アクセントは素敵。(オーストラリア人)
つまり、海外では、
英語はコミュニケーションの道具であり、
基本的に世界標準の英語は
存在しないと感じています。
日本では教科書でならった正しい英語を、
正しいとされる発音で話せないといけない!!
という強迫概念があると私は感じます。
英語は人と人の意思疎通の道具ですので、
本来の目的を改めて日本人は考えると良いと思います。
英語を第二言語で学ぶ場合は
必ずアクセントがつきものです。
日本人は自分がイメージする
ネイティブに近づけようとしますが、
海外の方は、アクセント(訛り)があることを、
素晴らしいことだと考えています。
上記を踏まえて、みなさんはどう考えますか?
留学先選びの本質はそこではないと私は思いますが。。。。