「日本人留学生の少ない語学学校はありますか?」
「語学学校の日本人割合が多くて悩んでいます。」
「語学学校の日本人率が高くなる時期はありますか?」
「留学先で日本人がない方がいいのですが、どこの学校がお勧めですか?」
など、留学での語学学校選びと日本人との関係についての質問を頂きます。
日本人留学生の多くは、留学先で日本人がいることを嫌います。
これは、日本人だけの感覚かもしれません。
私が出張で留学先を訪れて、学校近辺や街を歩いていていると、
中国人や韓国人、ヨーロッパや南米などの留学生は、
知らない人でも道で会った時に挨拶をしたり、ちょっとした会話をしたりします。
当たり前といえば当たり前ですが、
日本人留学生はなぜか、留学先で日本人をみても、
見てみぬふり、挨拶どころか目も合わさない人もいます。
海外で生活していると異様な光景です。
私の私見ですが、日本人留学生の多くは、英語の上達が目的で、
留学をしている人が多いと思います。
その目的を達成するために、現地で日本人と話すこと、知り合うことは、
その目的を邪魔するもの、英語上達の妨げになるものと感じていると思います。
初めての海外生活や留学では、分からないことが沢山あり、
仕方ないことなのかもしれません。
出発前にインターネットや口コミサイトなどで、
「留学にいったのに、日本人が多くて英語が話せるようにならなかった。」
「留学先では日本人の友達を作らない方が良いです。」
「語学学校は日本人の少ない学校を選びましょう」
などの情報を鵜呑みにしているとそう感じますよね。
話が少しそれてしまいましたが、
語学学校で日本人がいることは悪いことか?という問いは、
本質的な問題ではないと私は思います。
もちろん留学時期により日本人が多い時期やそうでない時期もあります。
日本の春休みや夏休みな学生が休みの時期になりますので、
それ以外の時期に比べて留学生も増えます。
では、春休みや夏休に留学した人はみな、
留学自体が良い体験になっていないのでしょうか?
同じ環境でも、その時間を充実した時間にできる人と、
文句や環境のせいにして無駄な時間にしてしまう人がいます。
大事なことは、周りの環境ではなく、
自分自身がどのような目的で、何のために、留学をするのか?
という事を明確にしてどれだけ積極的に行動できるかです。
留学会社のパンフレットにある、”語学学校の日本人の割合”を、
鵜呑みにしないでくださいね(いないとは思いますが)
その情報はいつの情報なのか?
何人を対象にした割合なのか?
いつ収集した情報なのか?
どのレベルのクラスの割合なのか?
一つ一つの条件が違うだけで、全く違う割合になります。
日本人がいることで、色々な現地情報やちょっとした不安が解消されたり、
日本人が多いということは、日本人の受け入れ環境が整っているという事でもあります。
つまり、日本人が多いから、英語が話せるようにならない、
留学自体が充実した時間にならないのではありません。
ですから、留学を検討する場合に、
語学学校選びが重要です!
どこの学校に通うかが成功の秘訣です!
というような言葉には惑わされずに、
まずは、
何のために留学へ行くのか?
どんな海外生活体験にしたいのか?
その経験を帰国後にどう活かしていきたいのか?
その部分をしっかりと考えることが成功への近道だと私は思います。