先日、お笑いタレントのキンタロー。さんが、文部科学省で行われた『トビタテ!留学JAPAN』留学成果報告会の特別ゲストとして、自身の留学経験を通して得た事を伝えていました。
以下、記事の抜粋です。
キンタロー。さんは、高校1年の時に、カナダ・カルガリーで3週間のホームステイを皮切りに、高2で、カナダ・ニューファンドランド島へ7か月、高3で、ニュージーランドへ1週間。社会人になってもアメリカ・オーランドへ2週間の留学をしています。
自身の留学へのきっかけについて、“中学校時代に少し仲間外れみたいなことが起きて、性格が180度変わって、すごい明るかったんですけど、めちゃくちゃ暗黒期に入ってしまいました。「これはいかん」「どげんかせんとあかん」と。ちょっと中学を引きずりながら高校の夏休みに、ホームステイプログラムがあって「これかもしれない」って思って、初めてホームステイしたのがきっかけです”と、告白しました。
留学は、カルチャーショックの連続だったそうで、“やっぱり文化が全然違って、まず空港のトイレでビックリ。日本は安心安全ですが、海外のトイレは(扉が)ウエスタン西部劇かと思うくらい見えるんじゃないのって…”と、当時の戸惑いを身振り手振りで紹介し、笑いを誘っていました。
ほかにも、日本にいたらなかなか経験し得ない、環境が違う現地の人との出会いや異文化交流を体験し、「こういう考え」もあるんだと意識の多角的観点ができ、多くの発見もたくさん出来た事を説明。
留学を繰り返した理由に、“行くたびに新たな発見があり「新たな発見がまたしたい!」と思いました”と、明かしました。
さらに、“「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という、ことわざ通り、若い脳で受けるインプレッションは、めちゃくちゃデカイ。早いうちに受ける刺激は、後まで残る。早ければ早いほど良いと思いました”と、熱弁をふるいました。
印象に残った出来事について、“映画館に行っても野球場に行っても面白ければ、みんな自宅のリビングにいるようにはしゃぎ、初めて映画館の醍醐味を感じました。これは現地に行かなければ味わえない空気感”と語り、授業でも、“日本は静かに先生の話を聞くというスタイルですが、向こうは生徒も先生もにぎやかに疑問があればその場でディスカッションが始まるスタイルに“こういうスタイルもありなんだ”と、日本のスタンダードが海外に出た事で、違和感を感じられたと語りました。
最後に「留学いつ行くの?今でしょ!」と林修さんの流行語を交えながら、“私も会社員勤めだったんで、辞める時しがらみがあって… そのムーブメント起し、環境をガラッと変えなきゃいけない。これってすごい面倒くさいことだし…で、考えたんですよ。今行くか、10年後に行くか、私はその時も「今でしょ」ってなんとかムーブメント起こして、そして今ここに私がいる”と、会場へ呼びかけ、“皆さん絶対に今、思い立ったら吉日なので、私は行ってほしいと思います。
ーーーここまで
留学にはタイミングがありますが、私もこの仕事を20年以上してきましたが、自分が行きたい!と思った時に行くのが一番良いと思います。(特に中高生は親に言われたからではなく、自分で行きたい!って気持ちが大切)
留学やホームステイへのきっかけや理由、目的は人それぞれ違いますが、勇気をもって日本を飛び出したら、必ず、日本では得られない、今の生活範囲内では得られない、体験や出逢い、価値観、そして自分と向き合う事での新しい自分との出会いもあります。よく留学=英語のようなイメージがありますが、そこは本質ではないと私は思っています。
凄いスピードで時代が変わっている今、AIの進歩もそうですが、数年後に世の中がどうなっているのか?今なりたいと思っている仕事は自分が就職する時にあるのか?すら分かりません。
そんな時代に必要なのは、やはり人間力。そして世界基準で物事を捉えたり、考えたりする力ではないでしょうか?
春休みや夏休みを利用して、中学生、高校生、大学生の皆さん。是非、その一歩を踏み出してみて下さい。