中学生・高校生のお子さまの短期留学を検討されている保護者の皆さまへ。これまで数多くの生徒をカナダ短期留学に送り出してきた経験から、私が特に強調したいことがあります。
それは、「英語を話せるようになる」のではなく、「英語を話すようになる」 という変化です。
最初から英語が話せる生徒はいません
留学前、多くの保護者の方が心配されます。
「うちの子は英語が得意ではないけれど大丈夫でしょうか?」
「話せなかったらどうするんでしょう?」
ご安心ください。最初からスラスラ話せる生徒はほとんどいません。むしろ、現地に到着してすぐは、緊張や恥ずかしさから、思うように言葉が出てこないのが普通です。
けれども、生活していく上で「どうしても話さざるを得ない場面」が必ず訪れます。ホストファミリーとの会話、学校での自己紹介、買い物やバスの利用…。その一つひとつが「話さないと進まない体験」となり、少しずつ口を開くきっかけになっていきます。
「悔しい」という感情が成長を後押しする
留学中、必ず経験するのが「伝わらない悔しさ」です。いくら頑張って伝えようとしても相手に分かってもらえない。ネイティブの発音が聞き取れない。
お子さまはその場で戸惑い、落ち込むこともあるかもしれません。しかし、この「悔しい」という気持ちこそが、学習への最大の原動力になります。
「次は伝えたい」「どう言えばよかったんだろう」
その気持ちが自然に辞書を開かせ、調べさせ、記憶に深く刻まれるのです。こうした経験を積むからこそ、机に向かうだけでは得られない本物の学びが生まれます。
悔しさはやがて「楽しさ」に変わる
不思議なことに、最初は悔しさで涙が出るような場面でも、経験を重ねると変わっていきます。
「昨日より通じた!」
「相手が笑顔で返してくれた!」
そんな小さな成功体験を重ねるうちに、悔しさはだんだん 楽しさ へと変わっていきます。その瞬間から、英語は「勉強するもの」ではなく「自分の言葉」として自然に身についていくのです。
留学でしか得られない価値
短期留学の一番の成果は、短期間で劇的に英語が上達することよりも、
「普段の日本では経験できない感情と挑戦」を体験することにあります。
- 恥ずかしくても口に出す勇気
- 伝わらない悔しさ
- それを乗り越えたときの達成感
この繰り返しが、英語だけでなく、お子さまの自信や行動力を大きく育てていきます。
まとめ
留学を終えて帰国する生徒たちは口を揃えてこう言います。
「英語を話せるようになった、じゃなくて、話すようになった」
この言葉には、彼らが乗り越えてきた悔しさや挑戦、そして成長が込められています。
短期留学は「特別な勉強法」ではなく、普段とは違う環境で挑戦し、自分の殻を破る経験です。
その一歩が、お子さまの将来を大きく変えるきっかけになるかもしれません。







