Q:中学生・高校生の留学に海外旅行保険は必要ですか?どこまでカバーされる?
1. 留学に海外旅行保険は必要ですか?
はい、必ず加入することをおすすめしています。
カナダを含む海外では医療費が非常に高額になることがあり、万が一のケガや病気、携行品の盗難、他人にケガをさせてしまった場合などにも備えることができます。
短期の留学であっても、海外旅行保険は安心して生活するための重要なサポートです。
2. 海外旅行保険でカバーされる主な内容
- 治療・救援費用:診察・入院・薬代・救急搬送など
- 個人賠償責任:ホームステイ先の家具を壊した、他人にケガをさせた場合
- 携行品損害:スマホ・カメラなどの盗難や破損
- 旅行変更費用:家族の病気などで留学を中止・変更した場合のキャンセル費用
- 救援者費用:保護者が現地に駆けつける際の交通・宿泊費用
3. カナダの医療費はどれくらいかかる?
例:
・風邪による通院+薬の処方 → 100〜300ドル(1〜3万円)以上
・骨折や手術など → 100万円以上の請求が発生するケースもあります。
このため、保険加入は必須といえます。
4. 学校や主催団体の保険だけで十分?
一部のプログラムに保険が付帯していますが、補償額が不十分だったり、自己負担が大きい場合があります。
必ず内容を確認し、必要に応じて民間の海外旅行保険を追加しましょう。
5. 保護者の方に知っておいてほしいこと
- 未成年が医療機関を受診する際は、保険証書や契約者情報が必要
- 保険会社の連絡先や証券番号を紙で控えて持たせると安心
- 補償内容(治療費・携行品・救援者費用など)を家族で共有しておくこと
6. よくある質問(FAQ)
Q:クレジットカード付帯保険で代用できますか?
A:中高生はクレジットカードを持てないため、この方法は使えません。また、家族カードでの条件や制限がある場合がございますので注意が必要です。
Q:1週間の短期留学でも必要ですか?
A:必要です。たとえ短期でも、万が一のトラブルで大きな費用が発生する可能性があります。
Q:保険会社はどこを選べばいい?
A:学生向けの補償が充実している保険会社がおすすめです。また、現地での対応が早い(立て替え払いの必要がない)外資系保険会社もお勧めです。詳細は留学エージェントにご相談ください。
7. 保険選びのポイント
- 医療・救援費用が十分にカバーされているか
- 携行品損害や個人賠償責任が含まれているか
- 24時間日本語サポート付きかどうか
📌 保護者向け:保険証書の持たせ方チェックリスト
「保険に加入したから安心」ではありません。実際に使えるように準備しておくことが大切です。
✅ 持たせるべき基本アイテム
- 保険証券のコピー(日本語・英語)
- 保険会社の現地連絡先(英語表記)
- 契約者名と証券番号のメモ
- 現地スタッフの名前・電話番号
- 本人の名前・生年月日・血液型・アレルギー情報
💡 ワンポイントアドバイス
- スマホの写真フォルダにも保険証書を保存
- 紙の控えは機内持ち込みカバンに入れる
- 「保険がある」と英語で伝えられるよう練習
例:「I have travel insurance. Here is my certificate.」
👪 保護者ができるサポート
- 補償内容を一緒に確認し「どんなときに保険が使えるか」を共有
- 渡航前に保険会社のアプリやLINEサポートを登録
- 保護者自身も証券番号・連絡先を控えておく
✅ まとめ
海外旅行保険は、中高生が安心してカナダで生活するための「お守り」です。
「自分は大丈夫」と思っていても、予期せぬ体調不良やケガ、トラブルは誰にでも起こり得ます。
留学前にしっかりと保険に加入し、補償内容を確認しておくことで、万一の際にも冷静に対応できます。