今回は、カナダ留学から帰国した小山夏さんと、帰国後の報告会をしました。

【まえがき】

実は、小山さんとお会いするのは初めてでした。
ご出発前は電話とメールのみで手続きをさせていただきまして、帰国後にお会いすることが出来ました。

【今回はインタビュー形式で報告させていただきますね。】

小林
「こんにちは、グローバルセントの小林です。」
小山さん
「こんにちは。」
小林
「お会いするのは初めてですが、電話やメールで何度もやり取りしていたので、 初めてな感じはないですね。 笑
小山さん
「そうですね。笑 」
小林
「早速ですが、実際にカナダへホームステイに行ってみてどうでしたか?
今回、2週間という期間での海外生活は初めてでしたよね?」
小山さん
「はい。初めてでした。海外は2回目で1回目はグアムでした。
でもグアムは全然日本語が通じるので不便はなかったですけど、カナダは違くて。。」
小林
「では、カナダ入国の時はどうでしたか?」


小山さん
「もう、ドキドキでした。。以前カナダに行った高校時代の友人から、『すごい色々と聞かれた!』と言っていて、細かいことと聞かれたら答えられないよ。。。と思っていました。」
小林
「実際はどうでした?」
小山さん
「『幾ら持ってきた?』とか、『どのくらいの期間滞在するの?』『何のためにきたの?』『2週間どのに泊まるの?』とか、『2週間も観光するの?』とか聞かれて、『そうです。観光するんです!(笑)』って答えたりなど。。ドキドキでしたけど、その友人が言う程ではなかったので意外と平気でした。」
小林
「逆に、友人から話を聞いていてハードルが上がっていたから、良かったのかもしれませんね 笑 」
小林
「少し遡りますけど、出発前はどんなことをカナダでしてみたいなと思っていましたか?
今は短大の1年生で保育関係の勉強をされているのですよね?」
小山さん
「はい。保育士を目指しています。」
小林
「保育士というのは、将来的に保育園とか幼稚園とかで働くということですか?」
小山さん
「そうですね。多いのは保育園とか幼稚園ですが、実はまだ迷っています。
それ以外にも子供と携わる仕事(企業)で働くという道もあって、
例えば、オリエンタルランドやアンパンマンミュージアム、ピューロランドなど。。
実際まだ実習もしていないので分かりませんが、、、。」
小林
「保育士=保育園や幼稚園という道だけではないのですね!驚
小さい頃からそちら方面に進みたいなと思っていたのですか?
何かきっかけがあったのですか小山さん
「はい。幼稚園の頃から当時の幼稚園の先生に憧れて、それがきっかけで今まできました。」

小林
「凄いですね!幼稚園の頃から夢が明確で、それに向かってまっすぐ進んでいるんですね。」

小山さん
「今回、カナダで保育園ボランティアに行ってみて、参加されている皆さん目的が様々なんだなと感じました。
たまたま一緒になったボランティアの方は、英語に触れたくてボランティアに参加したという方もいて、私みたいに保育環境をみたくてボランティアをする人だけではないんだなって思いました。」

小林
「子供達と話すことで英語の勉強にもなるので、語学目的の方もいますね。
実際に保育園で子供達との英会話はどうでしたか?」


小山さん
「始めは戸惑いいましたね。。でも、私は英語が全然喋れないんですけど、その場の雰囲気やジェスチャーなどで何となく言っていることを察する事ができて、少しずつ慣れていきましたね。」

小山さん
「ボランティア中にあたったエピソードで、子供がけんかをしてしまって、まぁ良くあることですけど、物の取り合いみたいな感じで、、、それで、私に助けを求めにきてくれたんですけど、相手の子供になんて言ってあげたらいいのかが難しくて、日本でもこのようなケースは難しい状況で、更に英語の壁もあり、それを英語で伝えなければいけないからもっと難しくて、、勉強になりましたね。」
小林
「今までにも日本で保育経験(知識)がある方が参加されると、日本(の保育)とのギャップがあると聞くのですがどうでしたか?」
小山さん
「ギャップは感じましたね。結構しっかりと怒るし、泣いている子供を直ぐに助けにいくのではなく、考える時間を与えて自分でその輪に戻ってくるのを見守るなどありました。
あと、保護者のお母さん達がとっても優しくて、壁がなくフレンドリーでした。いつも赤ちゃんを一緒に連れてくるお母さんと仲良くなって喋っていて、赤ちゃんを抱っこさせて貰ったりしていました。
最終日にそのお母さんに、『今日で最後なの』って言ったら、赤ちゃんが私のことを覚えてくれていて、お母さんが『この子寂しがるわ。。。』といってくれて、カナダのお母さん凄く優しい!!って思って、帰りたくない!って思いました。」
小林
「初めてのホームステイはどうでしたか?」
小山さん
「本当に素敵なファミリーでした。そして何より、子供が可愛かった~!!
10歳の女の子と8歳の男の子で。始めは女の子の方が気にしてくれて、話しかけてくれたりお菓子を交換したりしていたら、少しずつ男の子も慣れてきて、とにかく可愛かったです。」


小林
「ホームステイも初めてでしたたが、日本でイメージしていたものと、実際の違いなどありましたか?」
小山さん
「以前オーストラリアでホームステイをした友人から聞いていた話ですと、おばあちゃんが1人でマンションに暮らしていてという環境で、結構ほったらかしのような状態だったらしく、ちょっと不安でした。でも、今回のファミリーは家族!って感じの家庭で、新しい家族ができた感じでした。
あと、お家の広さに驚きましたね。。。でもスタンダードな広さって聞いて更に驚きました!
お弁当も毎日作ってくれたんですよ!!(帰ってきて友人に話したらびっくりしていました!)」

小林
「お昼はどんな感じのお弁当でしたか?」

小山さん
「本当に色々で、サンドイッチの時もあれば、サラダとか夕飯の残りのパスタとか、、ただ、それが日本に比べてとっても多くて、昼時間に食べれなかったサンドイッチとかを帰り道で食べたりしてました 笑」

小林
「ホームステイをしてみて、日本との文化習慣の違いについて感じたことはありましたか?」

小山さん
「初日にリビングで娘さんが『ここが学校なのよ』、ホストマザーが『私が先生をしているのよ』と話をしていて、始め意味が分からなく??。。。学校終わりの塾的な感じでそこで勉強をしているのかと思ったんですが、本当に学校にいっていなくて、ホームスタディーをしている!と聞いてビックリしました。
日本で学校へ行ってないと聞くと、マイナスなイメージ(登校拒否とか)を考えてしまって始めはどうしてかを聞けなくて、後々話を聞いてみたら、ホストマザーが英語もフランス語も話せて、旦那さんも大学の教師で『学校の先生よりも私の方が上手に教えられるのよ!』といって笑っていっていて、帰りの空港送迎の際に現地スタッフの方にそのことを聞いてみたら、カナダでは普通の事で、教育的な意味で行かせない家庭もあるし、色々な人がいるから自分の子供にとって教育上関わらせたくない人がいるところには行かないと判断する場合もあるし、色々あるんだと聞いてビックリししました。」

小林
「ホームステイをまたしたいと思いますか?」

小山さん
「はい(即答)。また直ぐにでも行きたいですね。。」

小林
「週末などはホストファミリーと出かけたりしましたか?」

小山さん
「それが、誘ってくれていたのですが、色々と予定が入って行けなかったです。
平日は保育園ボランティアにいって、週末に観光をしてと日々充実していました。
一度だけ、ボランティアを半日休んで、同時期に参加していた日本人の方と映画を観にいきました。
観光に行く前にホストファミーに相談したら、有名なキャピラノ(吊り橋)よりもリン キャニオン パーク がいいよって教えてくれて、キャピラノは観光地になっていて高いから私は1回も行ったことない(笑)、リン キャニオン パーク も吊り橋あるしいいところだよと教えてくれて、そっちに観光に行きました。正解でした!」

小林
「交通機関のバスとかスカイトレインはどうでした?」

小山さん
「観光の時に乗りました。家からボランティア先まで歩いて通える場所だったので、実はバスに乗る機会があまりなくて、映画を観に行ったときが初めてで、ただ、私以外の方はみんな毎日バスで通っていたので、その友達をみながら、見よう見まねで乗りました 笑。
スカイトレインも始めはチケットのシステムに慣れませんでしたが、慣れればとっても分かりやすく、日本の地下鉄に比べたら全然利用しやすいですね!バンクーバーの交通機関は便利ですね。」

小林
「保育園ボランティア体験を実際に行ってみて日本とのギャップは何かありましたか?」

小山さん
「ボランティアでの保育園は日本に比べてとても自由な感じがしました。スタッフの方もとっても陽気で、いつも冗談を言いながら、私達を和ませてくれていました。

時間に関しても9時~16時だったのですが、9時の9時~9時半頃に来てくれればいいよ!という感じで、日本だと9時なら10分前の8時50分には来てみたいな感じですけど、アバウトな感じが良かったですね。笑

その中で12時半頃から14時頃が休憩時間で、子供達のお昼寝タイムにボランティアスタッフは休憩をとっていてカフェにいったりもしましたね。

たまたま同世代の留学生もいたて、出身地がみんなバラバラだったので日本に帰ったら泊まりにおいでというくらい、仲良くなって楽しい時間を過ごせました。

出発前は日本人がいない方が良いとか話を聞いていましたが、日本人がいることで、いい情報共有にもなりますし、話をすることで色々な見方があるとも気づけるので、とても良かったです。帰国後も連絡を取り合っています。」

(大好きな保育園スタッフさん)

小林
「これからホームステイへチャレンジする方にアドバイスをするとしたら?」

小山さん
「まずは、英語はやっておいた方がよいですね。できればできるだけやっぱりいいですしね。
でも自分から積極的にガツガツ発言(行動)していかないとダメだなとも感じました。

日本だったら察してくれるようなことも、分かるか分からないか、YESはNoかなどもハッキリつたえることは大事だと思います。

ただ、私のファミリーは、その都度、色々と私に「何がきらい」「何が食べたい」「よく眠れた」「どう」とか毎回聞いてくれたので良かったですが、どんどん、遠慮せずに英語が喋れなくても、○○プリーズでも通じるし、ジェスチャーでも、とにかく喋りかけていった方がいいなと思います。

だから保育園ボランティアではめっちゃ観察をして、子供達の会話も観察しましたし、先生達の会話も観察して、こういう時、何て言っているのか?とかを覚えてノートに書いておいて、、、家に帰ったらノートをみてそのまま寝てしまう。。。笑
覚えて喋って観察しての繰り返しをしましたね。

夜はホストマザーが子供に厳しかったので、子供達は20時頃には寝て、それ以降はホストマザーとおしゃべりをしたりして寝るという生活を繰り返していたので、本当に充実の2週間でしたね。」

小林
「かなりハードに過ごしていたということで、体調は崩されなかったですか?」

小山さん
「体調は平気でしたね。でも、行く直前に緊張してお腹が痛くなってしまいました。
準備の段階などは、『英語がしゃべれないから平気』と両親は心配していたのですが、両親にも『平気平気、何とかなるから』といっていたのですが、出発当日の空港までのバスに乗る時くらいからお腹痛くて、、、意外と私メンタル弱いじゃんって 笑」

小林
「今回は、カナダにホームステイにいくにあたって、ご両親は直ぐに賛成してくれましたか?」

小山さん
「反対でした。凄いケンカしました 笑 」

小林
「どうやって説得といいますか、行けることになったのですか?」

小山さん
「めっちゃ泣きましたよ私 笑。
英語喋れないで心配なのは分かっていたんですけど、私がやりたいっていった事だから、応援してくれると思ったんですよ。そしたら逆で。。イギリスに友人がいたのでそっちにした方がいいとか、ただ、私は海外で保育園ボランティアをやりにいきたくて、海外にいけばいいんじゃないとか、色々話し合っている中で、やりたいことがあるならやってきな!とおばあちゃんが応援してくれたり、良い意味で自分の意志を確認できる機会になりましたね。」

小林
「ご両親も、小山さんの安全はもちろんですが、小山さんの本気度を試したかったのかもしれませんね。子供の幸せを願わない親はいませんからね。」

小林
「1人で海外に出て、生活をして感じたことなどありますか?」

小山さん
「海外に行ってみて、日本って本当に平和ボケしているなって感じました。
街は綺麗ですし、食事も美味しいし、どこも安全だし。。。とにかく住みやすい。」

小林
「滞在中は夏休み期間(8月)でしたが気候はどうでしたか?」

小山さん
「日が出ていると日射しが強くて暑かったですけど、半袖だと肌寒いかな。。。朝晩はパーカーなど羽織っていましたねん。1週目は朝、雨が降ったりハッキリしない天気でしたけど、2週目は全て晴れで天候には恵まれましたね。」

小林
「滞在中の何か印象に残っているエピソードはありますか?」

小山さん
「保育園ボランティアでのことですが、日本の子供に比べてやっぱり積極的ですね。人見知りする子も日本より少ないと思います。

初日だったのですが、1人超積極的なやんちゃな男の子がいて、みんなで輪になって歌う時も、先生が「誰か歌ってくれる?」って聞くと、彼が「歌う!」っていって歌い出したんですけど、周りの子達は殆ど聞いていなくて、隣のこと遊びだしたりして、彼が泣き出すのかと思ったら、「みなん、聞けよ!!!!」って叫んで怒っていたのが、想像と真逆で驚き&笑でしたね。日本だと恥ずかしくなって歌うのを辞めてしまう子が多かったり、先生がフォローして歌ったりという事が多いですけどね。

でも、その子はやんちゃなんですけど凄く可愛くて、輪になっているみんなの中で1人で立ってABC歌い続けていて、だんだん恥ずかしくなってきたみたいで、隣に座っていた初対面の私の手をスッと握ってきて、その瞬間「可愛い!」と思って、初日から彼が大好きになりましたね。子供っていいですよね。」

「あと、先生に子供が怒られて、子供がふてくされたり泣いたりして端っこの机の下にもぐって出てこない時、日本だったら先生が慰めたり抱っこして膝に載せて話を聞いたりすることが多いですけど、放置というか、無理に声をかけていくのではなくて、自分で考える時間を与えていて違いを感じました。そうすると何もなかったように自分から輪に入っていくし、先生達もそれを見すえた対応をしているんだと勉強になりました。」

「海外の保育園でまずびっくりしたのは、白人の子がいたり、中国人などアジア系の子がいり、黒人の事がいたりと色々な国の子供達がいてそれが当たり前という環境ですね。
日本の保育園や幼稚園でほぼ日本人しかいないですよね。
中国人の子が2人でいるときに、中国語で話をしていると先生はしっかりと英語で話しなさいと注意してましたね。そういう環境で育っていくから、英語が話せるようになるんだなと、日本人が英語が話せない理由ってそういうところからも来ているのかもしれないって感じました」

小林
「では、最後に、カナダへホームステイに行ってみて変わったことって何かありますか?」

小山さん
「本当に楽しかったですね。そして、やっぱり海外に行くと視野が広がりますし、今までどんなけ狭い世界で生きてきたんだって感じますね。

カナダに行くまでは幼稚園に勤めようって思ってほぼ決めてていたんですけど、色々と経験して、ボランティア系の会社や海外と日本の子供の架け橋のような会社で働くのもいいなって思いましたね。
また、やりたいことが増えて良い意味で悩み(選択肢)も増えました。」

小林
「ありがとうございました。」

あっという間の時間でしたが、色々なお話しを聞かせていただきとても楽しい時間でした。
現在、小山さんは短大1年生。保育士を目指しながら、子供に携わる仕事を目指して勉強に実習に頑張っています。カナダでの経験がこれからの小山さんの人生で、少しでも活かされていくことを心から願っています。

最後に、初めてのホームステイ&保育園ボランティアコースについて一言いただきました。

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