【2025年版】中高生の短期留学向け|東京〜バンクーバー直行便ガイド(JAL・ANA・エアカナダ・ZIPAIR)

海外での短期留学を考えている中高生とその保護者の方にとって、初めての一人旅は不安がつきもの。特に「どの航空会社を選ぶか」「どうやって予約するのか」「未成年でも予約できるのか」など、疑問は尽きません。

本記事では、東京(成田・羽田)からカナダ・バンクーバーへの直行便を運航している4社(JAL、ANA、エアカナダ、ZIPAIR)について、予約方法・発着時間・未成年の予約対応まで詳しくご紹介します。

直行便のある航空会社一覧

航空会社発着空港便数(目安)所要時間特徴
日本航空(JAL)羽田毎日運航約9時間30分日本語・機内サービス充実
全日空(ANA)成田毎日運航約9時間高評価な接客
エアカナダ羽田毎日運航約9時間50分カナダの主要航空会社
ZIPAIR成田週数便約9時間LCCでコスパ重視

発着時間(2025年春〜夏スケジュール)

航空会社出発(東京)到着(バンクーバー)備考
JAL18:45(羽田)11:45(同日)夜発・時差−16時間
ANA16:30(成田)9:30(同日)日中便
エアカナダ19:00(羽田)12:00(同日)北米時間帯に合う
ZIPAIR14:00(成田)7:30(同日)LCC・便は季節変動あり

各航空会社の予約方法と未成年者対応(詳しく解説)

日本航空(JAL)

  • ネット予約:公式サイトや旅行サイトから予約可能。12歳以上は通常の大人料金で予約できます。16歳未満が一人で乗る場合、予約中に「ジュニアサポート」を申請できます。
  • ジュニアサポート:12歳〜16歳未満の子どもが一人で搭乗する際に、空港での付き添い・乗り継ぎサポート・到着地での引き渡しなどをスタッフがサポートする無料サービス。予約時に事前申請が必要。
  • 電話予約:ネットでうまく予約できない場合やジュニアサポートを使いたい場合は電話が安心。
    ☎️ 0570-025-031(営業時間:9:00~18:00/年中無休)
  • 保護者へのアドバイス:搭乗前に「ジュニアサポート登録用紙」を記入・印刷しておくと当日がスムーズ。出発地・到着地の両方に引き渡し担当者が必要です。

全日空(ANA)

  • ネット予約:13歳以上は公式サイトから予約可能。12歳以下は「ANAジュニアパイロット」を利用するため電話予約が必須です。
  • ANAジュニアパイロット:6歳〜11歳対象。空港カウンターから搭乗・機内・到着地までANAスタッフが同行。国際線は成田・羽田発着便に対応。
  • 電話予約:
    ☎️ 0570-029-333 または 03-6741-1120(営業時間:9:00~18:00)
  • 保護者へのアドバイス:ANAジュニアパイロットを申し込むと「受付番号」が発行されます。これを控えておき、当日は保護者本人が引き渡しを行う必要があります。海外滞在先・連絡先情報も事前に準備を。

エアカナダ(Air Canada)

  • ネット予約:13歳以上は大人と同じ手続きで予約可能。12歳以下は単独での搭乗不可(必ず18歳以上の同行者が必要)です。
  • 未成年サポートサービス:5歳〜11歳の子どもが一人で搭乗する場合、有料のアナカンパニード・マイナーサービス(約150〜200カナダドル)が必要ですが、カナダ発便中心で、日本発では利用できない場合があります。
  • 電話予約:
    ☎️ 0120-300-045(営業時間:9:00~17:00/平日)
  • 保護者へのアドバイス:エアカナダは英語でのやり取りが基本なので、英語に不安がある方は代理店経由の予約がおすすめ。eTA(カナダ入国許可)申請も忘れずに。

ZIPAIR(ジップエア)

  • ネット予約:18歳未満の単独搭乗者はネット予約不可。親権者による電話予約が必須。
  • サポート内容:ZIPAIRはLCCのため、基本的に未成年者向けの特別サポート(付き添い・案内)は提供していません。空港での手続きやトラブル対応もセルフ対応が基本です。
  • 電話予約:
    ☎️ 0570-015-489(営業時間:10:00~17:00)
  • 保護者へのアドバイス:LCCのため料金は安く抑えられますが、サポートが少ないため、ある程度の英語力・自己管理力が必要です。経験者や高校生向けにおすすめです。

親御さんへのアドバイス:安心して送り出す準備を

事前準備:

 ・パスポート残存期間の確認(6ヶ月以上推奨)
 ・カナダeTA申請(電子渡航許可)
 ・海外旅行保険加入
 ・滞在先・緊急連絡先メモの用意

出発当日:

 ・3時間前には空港に到着
 ・カナダ入国時に必要な書類の再確認(パスポート、親の同意書、滞在先住所等)

【保護者向け】ジュニアサポート登録用紙の書き方とeTA申請ガイド

① ジュニアサポート登録用紙の記入方法(JAL・ANA共通)

未成年のお子様が単独で飛行機を利用する場合、航空会社によっては「ジュニアサポート」や「ジュニアパイロット」などの付き添いサービスが用意されています。これを利用するには、事前に登録用紙(引き渡し同意書)を記入・提出する必要があります。

  • 入手方法:各航空会社の公式サイトからPDFでダウンロード
  • 提出タイミング:搭乗当日、空港カウンターで提出
  • 記入内容の例:
    • 搭乗者の氏名・生年月日・パスポート番号
    • 出発空港での送り主(保護者)の氏名・連絡先
    • 到着空港での受取人の氏名・連絡先(必須)
    • 航空券番号・便名・出発日
  • 記入時のポイント:
    • 漢字の名前は英語(ローマ字)で併記すると良い
    • 現地の受け取り担当が日本語が話せない場合、英語での連絡先を明記
    • 2部コピーを用意し、保護者と子どもがそれぞれ持参

② カナダ入国に必要な「eTA」の申請方法

カナダに渡航するには、日本国籍の方でもeTA(電子渡航認証)を事前にオンラインで取得する必要があります。これは短期留学や観光・乗り継ぎでも必須です。

  • 申請先:カナダ政府公式サイト
  • 費用:7カナダドル(クレジットカードで支払い)
  • 有効期間:最長5年、またはパスポートの有効期限まで
  • 申請に必要なもの:
    • パスポート(日本国籍)
    • クレジットカード(VISA, MasterCard等)
    • メールアドレス
  • 申請の流れ:
    1. 公式サイトにアクセス
    2. 申請フォームに必要情報を入力(名前・生年月日・パスポート番号など)
    3. 支払い情報を入力し、送信
    4. ほとんどの場合、数分で承認通知がメールで届く
  • 注意点:eTA申請は必ず本人名義で。代行業者を使うと高額になる場合があります。

カナダ政府公式 eTA 申請ページ: こちらから申請

備考:eTAを取得していないと、航空機への搭乗が拒否されるので、忘れずに早めに準備しておきましょう。プリントアウトは必須ではありませんが、控えを印刷しておくと安心です。

まとめ|中高生の一人旅におすすめの航空会社は?

航空会社未成年ネット予約サポートおすすめ度
JAL◎ ジュニアサポートあり初めてでも安心
ANA△(12歳以下は不可)◎ ジュニアパイロットあり丁寧なサービス
エアカナダ◎(13歳以上)◯ 英語サポート北米に強い
ZIPAIR×費用を抑えたい方向け

よくある質問(FAQ)

Q. 中学生や高校生でも一人で渡航できますか?
→ JALやANAではサポートサービスを利用すれば可能です。ZIPAIRは不可。エアカナダは要確認。

Q. 直行便のメリットは?
→ 乗り換えがないため迷子やトラブルのリスクが低く、初めての海外渡航には最適です。

まとめ

初めての海外渡航は、不安と期待が入り混じる体験。直行便を選ぶことで、移動のストレスを最小限にし、安全に留学生活のスタートを切ることができます。各航空会社のサポートや予約方法を事前に確認し、安心して送り出せる準備を整えましょう。

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