英語を学ぶというより、「通じ合う」力を育てる2週間
最初の数日間:電子辞書は心の支え
短期留学が始まってすぐの頃、多くの中学生や高校生にとって、電子辞書や翻訳アプリはまさに「命綱」。
「この単語、なんて言うの?」「返事、これでいいのかな?」と、ホームステイ先での会話のたびに画面とにらめっこ。
リビングに出るにも、ホストファミリーの一言にうなずくにも、辞書は手放せません。
特に初めての留学で英語に不安がある子にとって、それは当然のことです。
でも——それがずっと続くわけではありません。
1週間後:電子辞書より“表情”や“空気”を読むようになる
1週間も経つと、子どもたちはあることに気づきます。
「全部の単語がわからなくても、なんとなく意味がわかる」
「聞き取れない言葉は、相手の表情やジェスチャーが教えてくれる」
辞書に頼りすぎると、会話が止まってしまうこともある。
でも、目を見て、うなずいて、身ぶり手ぶりを添えれば、気持ちは通じ合う。
その“通じた”という実感が、小さな自信になっていきます。
やがて、辞書を手にする回数が減り、テーブルの片隅に置かれたままのことも。
2週間後:電子辞書はスーツケースの中へ
滞在も終盤に差しかかるころ、あれだけ手放せなかった辞書は、ついにスーツケースの中へ。
「辞書が必要ない」わけではありません。
でも、「辞書より先に、人に聞く」「まず自分で感じる・考える」力が身についてきた証です。
むしろ、“わからない”という状況こそが、英語を使ってみるきっかけになります。
完璧な英語ではない。でも、一生懸命伝えようとする姿は、ホストファミリーの心を動かすのです。
電子辞書が教えてくれない、大切なこと
短期留学は、「英語を話せるようになる場所」ではなく、「英語でつながる体験をする場所」。
辞書には載っていないけれど、相手の顔を見て、伝えたいことを伝えること。
「ごめん、もう一回言って!」と笑いながら聞き返す勇気。
そして、言葉よりも先に、気持ちが届くことの嬉しさ。
それらすべてが、子どもたちにとって何よりの学びになります。
最後に:電子辞書が“飾り”になったそのとき、成長は始まっている
私たちの留学プログラムでは、英語が得意でなくても安心して参加できるサポートを用意しています。
むしろ、言葉に自信がない子ほど、ホームステイでの変化や気づきが大きくなります。
電子辞書を手に戸惑っていたあの子が、笑顔で「通じた!」と帰ってくる姿。
それは、ほんの2週間で生まれる、大きな一歩なのです。
その先にある、言葉以上の出会いが、あなたを待っています。
あわせて読みたい
プログラムや費用を見る前に。
初めてのカナダ留学を
考えるための2冊。

全39ページ

全22ページ







