「友達できるかな…」「英語で話せるか心配…」そんな不安を抱えてカナダへ出発する中高生はとても多いです。でも安心してください。友達をつくるチャンスは日常の中にたくさんあり、誰でも実践できるコツがあります。ここでは、現地での人間関係づくりに役立つポイントを紹介します。
① 最初の一歩は小さくてOK。勇気の一言がきっかけになる
新しい環境に来た留学生は、ほとんど全員が緊張しています。完璧な英語を話す必要はありません。大事なのは「話してみよう」という姿勢です。
- “Hi, can I sit here?”(ここに座ってもいい?)
- “Where are you from?”(どこの国から来たの?)
- “I like your hoodie!”(そのパーカー可愛いね!)
文法が間違っていても大丈夫。声をかける勇気こそが、友達づくりの大きな一歩です。
② オリエンテーションやESLプログラムは“友達の種まきタイム”
留学生向けのオリエンテーションやESLプログラムでは、周りの生徒も「友達が欲しい」と思っているタイミング。会話を始めやすい環境です。
さらに、学校では留学生向けイベントがたくさん開催されます。ビーチBBQ、ボウリング、観光ツアー、スポーツデイなど、興味がなくてもまずは参加してみることがおすすめです。
楽しい思い出は、いつも仲間との交流から生まれます。
③ “見えない壁”をつくらないことがいちばん大切
言語の違いから、知らないうちに人間関係に壁をつくってしまうことがあります。
よくある失敗例
- 多国籍のグループの中で日本語だけで会話してしまう
- 日本人同士で固まり、他の人が入りにくい雰囲気になる
どう対処すればいい?
- 基本は英語でコミュニケーションすることを意識する
- やむを得ず日本語を使う場合は「1分だけ日本語でいい?」と一言断る
- 誰でも入りやすい会話の空気を意識する
小さな思いやりが大きな信頼につながり、周りから好かれやすい存在になります。
④ 英語が完璧じゃなくても、気持ちは必ず伝わる
友達ができるかどうかは英語力の高さではなく、姿勢・表情・礼儀・誠実さに影響されます。日常でできる小さな習慣を続けるだけでも印象は大きく変わります。
- ホストファミリーに「ありがとう」「今日あったこと」を英語で話す
- 学校では困っている人に “Are you okay?” と声をかけてみる
- 間違えても笑顔で、ユーモアを忘れない
「この子と一緒にいると気持ちいいな」と思ってもらえることが、自然な友情の鍵です。
⑤ 日本人は“ライバル”ではなく“チーム”。英語で支え合う仲間に
現地には日本人の留学生もいますが、その存在は心強い味方です。ただし日本語だけで固まると周囲との壁を作ってしまうこともあるため、英語での会話を心がけると成長につながります。
- 日本人同士でも英語を使用 → 英語力の向上・他国の友達も参加しやすい
- 困ったときに助け合える “海外での仲間” になる
- 共通の苦労や喜びを共有でき、長く続く友情に発展しやすい
まとめ|友達づくりは「偶然」ではなく「勇気の積み重ね」
留学先でできる友達は一生の宝物です。しかしそれは運ではなく、あなたの小さな勇気の積み重ねから生まれます。
- 英語でのコミュニケーションを最優先にする
- 日本語を使うときは周囲への配慮を忘れない
- イベント・アクティビティには積極的に参加する
- 困難なときも前向きに、ユーモアと笑顔を忘れない
- 日本人同士でも英語を使って支え合う関係をつくる
英語が上手だから友達ができるのではありません。「友達がほしいから英語を使う」で十分です。その一歩が、新しい世界を開きます。







