ホームステイ帰国後報告会 島村祐衣さん

留学を考えているあなたへ 〜島村さんのカナダ体験談〜 不安との向き合い方

こんにちは!今回は、2ヶ月間のカナダ短期留学から帰国した島村さんの体験談を通して、留学を考えている皆さんに、帰国後報告会でのお話しをシェアたいと思います。

島村さんとは、留学前のカウンセリングから7ヶ月ぶりの再会でした。初めてのカウンセリング時は、お母様とご一緒で、留学への不安を抱えるお母様からのご相談が中心でした。 当時の島村さんは19歳。お母様の前ということもあり、ご自身の思いを深く語ることはありませんでしたが、落ち着いた雰囲気の中に芯の強さを感じさせる方でした。

そして先日、帰国後の島村さんと再会。カナダでの様々なエピソード、感動したこと、失敗談などを聞かせていただきました。7ヶ月前とは見違えるほど、表情も言葉にも自信が溢れていました。一人で異国の地で生活するという経験が、彼女を大きく成長させたのだと感じました。

もちろん、楽しかった経験ばかりではなく、不安や心配もあったはずです。帰国後の体験談にも、その胸の内を語ってくれています。

これから短期留学やホームステイを考えている皆さんにも、きっと共感できる部分があると思います。そこで今回は、島村さんとお話した内容を元に、「不安」について少しだけ触れてみたいと思います。

EPISODE.1 到着後に誰もが感じる不安

今回、カナダ4週間の滞在の中で一番楽しかったことは、語学学校での仲間との時間ということでした。

特に自分より2つ年上の女子大生との出会いをきっかけに色々な国の学生と深く繋がるきっかけになったと。

留学をする方で、現地にいったら日本人がいないところがいい語学学校は日本人の割合が少ないところが選択の最優先事項、という希望を持つ方も多いと思います。もちろん、英語を学ぶ上で日本人と過ごすより、ネイティブと過ごしていた方が上達は早いと思います。

ただ、留学やホームステイは、英語上達も目的の1つですが、滞在する期間を有意義で楽しい時間にするには、異国の地で過ごすからこその、色々な壁にぶつかることが多々あります。特に到着から1週間くらいは、ホームシックになったりなかなか生活になじめなかったりなど、自分の力で乗り越えなければならい場面があります。

島村さんにもその時期はあったそうです。到着日とその翌日くらいが、これから4週間ここで生活していけるのか?という不安になったと。島村さんはとても前向きな性格で、人との輪に入っていくことが上手な方なので、3日目には不安も殆どなくなり、楽しむという気持ちにシフトできたといっていました。

そのきっかけは、語学学校での日本人留学生との出会いでした。長い留学生活の中で、英語漬けになっていると、たまには日本語で話ができる人がいると本当に良いリフレッシュになります。

私は、日本人で集まることがいいと言っているのではなく、 無理に日本人を避けて生活をする必要もないと思います。島村さんも滞在中日本人と一緒にずっと過ごしていた訳ではなく、その人から繋がった海外の留学生との交流で、韓国や台湾、中東の国方々と過ごすことで、カナダにいながら色々な国の文化や習慣を学べたと。。(もちろん、会話は英語です)

そして今ではFacebookなどで繋がり、いずれはお互いの国を訪れることも考えているとか。。。もう一つは、分からないことを分からないとハッキリいうこと。

語学学校で無理に背伸びをせずに、分からないと始めに伝えることで、周りが理解して色々なアドバイスやフォローをしてくれるようになり、学校での島村さんのキャラ(立ち位置)がみんなとの距離を一気縮めることができた要因だと。。

EPISODE.2 保育園ボランティアで感じた初日の不安

語学学校後に1週間(実質3日間)だけですが、保育園ボランティアを体験しました。日本の学校で実習一度だけボランティアを経験したことがあった島村さんですが、海外での保育園に戸惑いました(汗)日本ではカリキュラムやボランティアにもしっかりと何をするのかなど、細かく指示があるのが普通ですが、海外(カナダ)では、いい意味で自由です。

初日は挨拶や荷物のことなど基本的な事を教えてもらったあとは、では自由に。。。日本人の感覚からすると、何をすればいいの?と戸惑ってしまう。。。。海外では自分から何をすれば良いのかを考え行動を起こす。見よう見まねで子供達と触れ合いながら初日は過ごしたと。。(不安)でも次の日からは積極的に子供達と関わり、子供の可愛さに家に持って帰りたいくらい♪

そこで、次なる壁が、、、大人と違って、使っている単語は簡単だが、いってることを状況をみて読み取ってくれるということはなく、英語の壁に(ゴツ)子供達からの本を読んでのお願い!!!!(ここでも英語の壁に。。)子供が大好きな人やこれから保育系のお仕事に進む方にはとってもお勧めとのこと。

EPISODE.3 予約したツアーが催行されない不安(怒)!?

滞在中にビクトリア旅行のツアーをネットで予約。当日、友達と待ち合わせ場所にいくと、友人パソコンへ催行中止のメールが一通。(ご理解とご協力に感謝致します!の一文。。。怒)ビクトリアへ行く機会がラストチャンスだった島村さんとお供達。

ダウンタウンの予約を入れた旅行会社へ乗り込んでいきました!!あいにくオフィスには日本人スタッフや日本語が話せるスタッフがおらず、まだまだ未熟な英語で思いを2人で。。。。その後、前向きな2人は、英語でカナダ人にクレームを言う機会なんて滅多にない!良い機会だったと、別の観光地へ2人で出かけていきました。

EPISODE.4 不安が晴れた忘れられない一言!

当時を振り返り、島村さんも最初は『英語が上手に話せない』『相手のいっていることが分からない』『言いたいことが伝わらない』『思っていることを口に出すことができない』という悩みが常に頭をめぐって、びくびく、うじうじしていたと。

そして、『1ヶ月後、私は胸を張って日本に帰ることができるのだろうか?』と、とても不安に感じていました。でも、3週間の語学学校を終え、残すも1週間となった時、そんな不安な気持ちは全くなくなりました。そのきっかけをくれたのが、現地スタッフのツアーでの一言『3週間居たYuiと昨日今日到着した子は違う』

到着の時の不安の固まりの私を知っているスタッフから、3週間後、自分では分からなかった自分の成長に気付かせてもらい、自分の自信にもつながりました。その言葉が自分の心に染み渡り、『自分は間違ってなかった』『ここに来て良かった』と強く思うことができました。

今回の留学を通して、たくさんの出会い、別れを経験し、たくさんの『初めて』を感じ、たくさんの自信を得ることができました。そんな、体験談では書ききれない、今だから全て良い想い出の思える不安な経験を含め、色々と4時間以上お話しをさせてもらいましたが、とても楽しい報告会で、あっという間の時間でした。

島村さんは、現在大学2年生。将来どのような道に進むかまだ探っている状態ですが、この経験がこれからの人生で、少しでも活かされていくことを心から願っています。

最後に、当社の印象について一言いただきました。(感謝)

初めての短期留学(ホームステイ)の応援ガイドブック