カナダ留学ブログ
小林 正也
この記事の監修者
小林 正也
Masaya Kobayashi

有限会社グローバルセント 代表取締役

【歴22年以上のカナダ留学エキスパート】

2003年の創業以来、中高生のカナダ留学を中心にサポート。自身も海外での苦労と感動を経験したことから、「一人ひとりに寄り添ったオーダーメイドの留学」を信条とする。これまでに送り出した生徒は1500名を超え、現地の学校やホストファミリーとの深いパイプを持つ。

保有資格: 総合旅行業務取扱管理者 / RCA留学アドバイザー

モットー: 「留学を通して人生を豊かにすること」

留学は英語のためだけじゃない|将来に悩む中高生にこそ“世界を知る経験”を

「このままで、この子は大丈夫なのだろうか」

最近、そんな不安を抱えながらご相談に来られる親御さんが、本当に増えています。

  • 学校には毎日通っている
  • 成績も極端に悪いわけではない
  • でも、何かに夢中になっているわけでもない
  • 将来やりたいことも特にない
  • ただ毎日を、なんとなく過ごしているように見える

そして親としては、

このまま普通に高校へ行って、普通に大学へ行って、その先にこの子の“幸せ”はあるのだろうか

そんな漠然とした不安を感じている。

実は、留学のご相談をいただく多くのご家庭が、まさに同じような悩みを抱えています。

英語が話せることより、「世界は広い」と知ること

私は、留学で最も大切なのは、「英語力が伸びること」だけではないと思っています。

もちろん英語は大切です。

ですが、それ以上に子どもたちに感じてほしいのは、

自分が今見ている世界が、世界のすべてじゃなかったんだ

という感覚です。

日本で生活していると、どうしても価値観が狭くなりがちです。

  • 良い高校へ行くこと
  • 偏差値の高い大学へ行くこと
  • 周りより良い成績を取ること
  • “ちゃんとしている”こと

いつの間にか、「他人との比較」が人生の中心になってしまう。

でも、世界に出ると、本当に色々な人がいます。

  • 自分の意見を堂々と言う子
  • 勉強よりスポーツに夢中な子
  • 家族との時間を何より大切にする人
  • 10代でも将来の夢に向かって挑戦している人
  • 学校の成績とは関係なく、人として魅力的な人

日本では「普通じゃない」と言われることが、海外ではむしろ個性として尊重されることもあります。

その現実に触れた時、子どもたちは初めて、

「自分はこのままでいいんだ」
「もっと自由に生きていいんだ」

と感じられることがあります。

6年間英語を学んでも、外国人に声をかけられない現実

私自身、ずっと違和感を感じていました。

日本人は、中学3年・高校3年、合計6年間も英語を学びます。

単語を覚えて、文法を覚えて、テストで点数を競う。

でも実際に、街で困っている外国人を見かけた時、

「何かお困りですか?」

と自然に声をかけられる人は、どれくらいいるでしょうか。

もちろん、英語力の問題もあります。

ですが、それ以上に大きいのは、

  • 間違えたら恥ずかしい
  • 話しかける勇気がない
  • 自分からコミュニケーションを取った経験が少ない

という部分だと思うのです。

つまり、本当に必要なのは、単なる“知識としての英語”ではなく、

  • 自分の言葉で伝えようとする力
  • 相手を理解しようとする姿勢
  • 違いを受け入れる感覚
  • 人と繋がろうとする勇気

なのではないでしょうか。

世界では、「どこの学校か」より「どんな人か」

日本では、学歴や学校名が重視される場面もあります。

ですが、海外へ行くと驚くほど関係ありません。

現地の人たちは、

  • どこの高校か
  • 偏差値がいくつか
  • テストで何点取ったか

そんなことよりも、

  • あなたはどんな人なのか
  • 何が好きなのか
  • どんな考えを持っているのか
  • 相手を思いやれる人か

そういう部分を見ています。

実際、留学中に子どもたちが評価されるのも、「英語が完璧だから」ではありません。

  • 一生懸命伝えようとしている
  • 笑顔でコミュニケーションを取ろうとしている
  • 相手の文化を尊重している
  • 小さなことでも“ありがとう”を言える

そういう人間的な部分です。

そして、それに気づいた時、子どもたちの表情が変わります。

留学で人生が劇的に変わるわけではない

ここは誤解してほしくない部分ですが、2週間や1ヶ月の留学で、急激に英語がペラペラになるわけではありません。

性格が突然変わるわけでもありません。

ですが、

  • 「海外って怖くなかった」
  • 「英語が通じた」
  • 「日本以外にも生き方がある」
  • 「もっと色々な世界を見てみたい」

そう感じる“きっかけ”には、十分なります。

そして実は、その小さな感覚こそが、将来の人生を大きく変えていくことがあります。

子どもたちに必要なのは、「正解」より「出会い」

今の時代、何が正解かなんて誰にも分かりません。

だからこそ大切なのは、「偏差値」だけでも、「周りとの比較」だけでもなく、自分自身で世界を見て、感じて、考える経験です。

色々な国の人と出会い、色々な価値観に触れ、

「こんな生き方もあるんだ」

と知ること。

その経験は、子どもたちの中に、ずっと残り続けます。

最後に

もし今、

  • お子様の将来に漠然とした不安がある
  • 何をやりたいのか分からず悩んでいる
  • 学校生活に目的を見失っているように感じる
  • このまま日本のレールだけで良いのだろうかと思う

そんなお気持ちがあるのであれば、一度、「世界を見せてあげる」という選択肢を考えてみても良いのかもしれません。

留学は、英語を学ぶため“だけ”のものではありません。

「自分の世界は、もっと広くていいんだ」

子どもたちがそう気づくための、一つのきっかけだと、私は思っています。

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