
Masaya Kobayashi
有限会社グローバルセント 代表取締役
【歴22年以上のカナダ留学エキスパート】
2003年の創業以来、中高生のカナダ留学を中心にサポート。自身も海外での苦労と感動を経験したことから、「一人ひとりに寄り添ったオーダーメイドの留学」を信条とする。これまでに送り出した生徒は1500名を超え、現地の学校やホストファミリーとの深いパイプを持つ。
保有資格: 総合旅行業務取扱管理者 / RCA留学アドバイザー
モットー: 「留学を通して人生を豊かにすること」
環境に期待しすぎないという、もう一つの留学力
留学という言葉を聞くと、
「優しいホストファミリー」
「すぐに仲良くなれる海外の友達」
「英語が自然と話せるようになる環境」
そんなイメージを思い浮かべる人は少なくありません。
もちろん、そうした経験が実際に叶うケースもたくさんあります。
ただ、私が長年にわたり中学生・高校生の短期留学を見てきて、強く感じていることがあります。
それは、
留学の満足度を決めるのは“環境そのもの”ではなく、
その環境にどう向き合ったか、という姿勢だということです。
「当たり・外れ」という言葉の正体
ホームステイの話になると、日本人の間でよく聞く言葉があります。
「今回は当たりだった」
「正直、ちょっと外れだったかもしれない」。
正直に言えば、私はこの表現があまり好きではありません。
なぜなら、その多くは、
ホームステイそのものの良し悪しではなく、
自分の中に無意識にあった“理想のイメージ”と現実とのギャップを指していることがほとんどだからです。
・毎日たくさん会話があると思っていた
・もっと一緒に出かけるものだと思っていた
・自分を特別に気にかけてくれると思っていた
こうした期待自体は、決して悪いものではありません。
ただ、その期待が強すぎると、
少し違っただけで「失敗」に見えてしまう。
それが、「当たり」「外れ」という言葉の正体なのだと思います。
環境を変えるより、自分の視点を変える
留学で本当に大切なのは、
「環境が自分に何をしてくれるか」ではなく、
「自分がその環境の中で、どう振る舞い、どう適応するか」です。
言い換えれば、
妙な期待を持ちすぎない力。
期待しないというのは、諦めることではありません。
「こうあるべき」「こうしてもらえるはず」という前提を一度手放し、
目の前にある文化や価値観を、そのまま受け取りにいく姿勢です。
そうして初めて、
その国の家庭の距離感、
その国らしい日常、
その国の“普通”が見えてきます。
「日本では」「〇〇では」を捨てた瞬間、留学は面白くなる
留学中、よく耳にする言葉があります。
「日本ではこうなのに」
「カナダでは普通なの?」
「これだから海外は…」。
留学は、この「〇〇では」という考え方を手放さなければ、
決して本当の意味で面白くなりません。
留学とは、
正解を探しに行く旅ではなく、
自分の常識が揺さぶられる旅だからです。
違和感を覚える。
戸惑う。
思い通りにいかない。
その一つひとつが、
将来のあなたにとって、
・物事を多面的に見る力
・正解が一つではないと知る感覚
・人との違いを受け入れる余白
を、確実に育ててくれます。
相手は変えられない。でも、自分は変えられる
これは人間関係にもまったく同じことが言えます。
ホストファミリーも、友達も、先生も、
相手を変えることは簡単ではありません。
それは、自分のコントロール範囲外のことだからです。
でも、
自分の接し方を変えること
受け取り方を変えること
なら、今すぐにでもできます。
自分のコントロール範囲外のことに、暗に期待しすぎない。
その代わり、
「じゃあ自分はどう動こうか」
「どうすれば、この状況を楽しめるか」
を考える。
そうできる人は、
どんなハプニングさえも、あとから笑って話せるようになります。
留学は、完璧な体験でなくていい
留学は、理想通りに進まなくてもいい。
むしろ、思い通りにいかない瞬間があるからこそ、意味があります。
環境に期待しすぎず、
その中で「自分はどう動けるか」「どう変われるか」を考えること。
その姿勢こそが、
短期留学を単なる海外体験から、
一生ものの学びへと変えてくれます。
そしてその力は、帰国後も、
進学、仕事、人間関係――
人生のあらゆる場面で、あなたを支えてくれるはずです。
留学とは、英語を学びに行く場所であると同時に、
自分自身の幅を広げに行く場所なのです。
もし、
「わが子にとって、どんな経験が本当に必要なのか」
「何を基準に留学を判断すればいいのか」
を整理したいと感じられた親御さんには、
私たちが大切にしている成長のロードマップと判断基準をまとめた資料をご用意しています。迷った時に立ち返る“軸”として、ぜひ一度ご覧ください。








