親子留学(英語個人レッスン&乗馬体験)
大下里香さん・光君親子
夏休みにカナダ・バンクーバーでの親子留学(親子ホームステイ&英語個人レッスン&乗馬体験)に、大下さん親子がご参加されました。今回のプログラムは、当社のホームページをご覧いただいたことをきっかけに興味を持っていただきました。
お母さまの大下さんは元英語教員で、かつて英語に触れる機会が多かったものの、子育てなどで忙しく英語から離れていた時期がありました。そんな中、中学2年生の息子さんにとって初めての海外体験となる短期留学を兼ねて、親子でのホームステイに挑戦してくださいました。
今回の親子留学を通じて、どのような経験をされたのか――。帰国後のお忙しい中、貴重な体験談をお寄せいただきました。ご協力いただいた大下さま親子に、心より感謝申し上げます。
この後、実際の体験談をご紹介します!
親子留学体験談:英語個人レッスン&乗馬体験 in カナダ
親子ホームステイを決意した理由
私には長男(14歳)をはじめとする4人の子どもがいます。結婚する前は英語の教員として働いていたことも数年ありますし、アフリカにボランティアとして1年行っていたこともあります。しかし結婚してからは、すっかり英語や海外旅行というものと縁がなくなってしまいました。毎日の生活、子育てに一生懸命で、そのことを残念に思うようなこともなかったのですが、昨年長男が中学に入学し、英語を 学校で勉強し始め、私も時々教科書をのぞいてみたり、教えてみたりするうちに、またなんだか私も英語が話したい、勉強したいという気持ちになってきました。しかし肝心なその長男といえば、英語の成績そのものは悪くありませんが、なぜ英語なんか勉強するのか?といつも不満を言っていて、決して楽しんで勉強しているようには見えませんでした。私は英語はあくまでも「コミュニケーション」のためのものであって、決していい点をとるためやいい大学に入るため、だけのものではないと思うのです。別に英語でなくてもいいのですが、英語は世界で1番多くの人々に理解されていますから。英語が話せて、世界中の人と友達になれて、いろんな国の文化や歴史を知ることが出来たら、大げさなことを言うと、今世界で起こっているたくさんの問題も解決できるのではないかと思っているのです。(もちろんそんな単純なことばかりではありませんが、私たちは直接知りもせずにいろんな国や民族のことをイメージで誤解していることが多いという意味です。)そこで私は、息子を海外に連れて行くことを思いつきました。しかし彼は週に数回ある学校の授業でしか英語も勉強していませんし、もちろん海外旅行も行ったことがない。一人で行っておいでというのも無理があるかと思い、「私も一緒にいってみようかな」と考え始めました。海外に行くにしても、ただホテルに泊まって旅行するなら、向こうの人たちのほんとうの暮らしぶりというのは分からないし、英語の勉強にもなりにくい。そこで、「親子でホームステイ」ということは可能か?と思いつきました。息子に聞いてみたら、「じゃあ、行ってみますか」という返事だったので、斡旋してくれるような会社はないものか・・・と調べ始めました。
親子留学の準備とグローバルセントとの出会い
ホームページでグローバルセントさんを見つけて、興味のあったオーストラリア、カナダの資料を送っていただきました。
本当なら会社に伺って、小林さんに直接お会いして、お話をいろいろ伺ってから決めたかったのですが、なにせ私たちは山口県に住んでいて、それが難しいので、やりとりは主にメールか電話でしましたが、いつも親切に、細かい質問にも答えていただいて、値段も私が予想していたよりも安かったので、結局他の会社のことは全然調べずに、グローバルセントさんにお願いすることになりました。
親子ホームステイ初日:カナダ・バンクーバー到着
3ヶ月以上前に行くことは決めていたのに、結局出発の2、3日前になってバタバタと準備して、8月の下旬に私と息子はカナダのバンクーバーに旅立ちました。空港に向かう車のなかで、私の携帯に、小林さんから「向こうでの準備はきちんと整えて、向こうのスタッフがお待ちしていますから、安心して行かれてください。」という電話があり、とても嬉しかったのを覚えています。飛行機にのること自体が10年以上ぶり、英語を話すのもかなり久しぶり、反抗期の無愛想な息子と二人きり・・・大丈夫かなという不安な思いはありましたが、最近の飛行機の設備はすごいなぁ!!などとワクワクしているうちにカナダに無事着きました。空港に着いたら、カナダ在住の日本人スタッフの方が、私たちの名前を書いたプレートを手に、待ってくださっていました。空港からホームステイ先まで車で送ってくださる途中、コーヒーショップに寄り、これから向かうホームステイ先あたりの地図、そこからダウンタウンに出るときの交通手段、バスのナンバー、バスの時刻、バス停の場所、電車の種類、ダウンタウンの見所など、必要と思われる情報をたくさん教えていただき、これがまた本当に役立ちました。また、特別な問題が起こったときだけでなく、ちょっと相談したいなというときに、いつでも、地元にいる日本人スタッフの人に連絡したら対応してもらえる、というのも心強く感じました。私たちは結局何もトラブルなどなかったのですが、帰りのチケットのチェックインが私のホームステイ先ではできなかったので、そのことを電話で相談すると、そのスタッフの方がすぐに解決してくれました。
カナダでの親子ホームステイ:ホストファミリーとの生活
ホストファミリーは、今までに日本人を何回か受け入れたことのある家族だったので、日本のことにも詳しく、また人柄も素晴らしいいい家族でした。家のなかには4つもバスルームがあり、私たちの部屋にも、私たちだけが使えるトイレとお風呂と洗面所がついていました。日本ではそんな家はよっぽどのお金持ちじゃないとありえませんが、カナダではあくまで「平均的」な家だとホストマザーは話していました。お父さんもお母さんもそれぞれお仕事をされていて、必要なときにはおばあちゃんが家事や子どもの世話など、手伝いに来てくれる。私たちに対しても、世話を焼きすぎず、必要なことは親切に対応してくれて、本当にいいホストファミリーでした。朝食は基本シリアルにミルクをかけたもの。家族で起きる時間がまちまちなので、食べ物が置いてある場所をはじめに教えてもらって、自分たちで戸棚からシリアルを出して、冷蔵庫からミルクを出して準備しました。シリアルの買い置きの量も日本人からしたら、おおすぎ!!と思うぐらいで、またミルク一つにしても、日本のような紙パックでなく、大きなプラスチックの入れ物に入っていたりするので、息子にはひとつひとつが驚きのようでした。
親子留学中の英語レッスンと日常生活
ホストマザーには英語のレッスンもしてもらいました。数日一緒にいて、息子の英語のレベルがわかった上で、ちょうどよいぐらいの教材を選んでくれたようで、ためになったと思います。息子と2人で、日本のお好み焼きとインスタント味噌汁を作って、ホストファミリーの皆さんに食べてもらいました。ホストファミリーの8歳の男の子が以外にもミソスープ好きで、インスタントのただお湯でとくだけのものだったのですが、とても喜んで何回もおかわりしてくれたのは驚きでした。
親子で体験したカナダの文化と日常の驚き
ホームステイ先は、サーレイという場所で、いわゆるバンクーバーの有名な観光地であるダウンダウンまでは、まずバスで10分ぐらい、そしてスカイトレインで40分ぐらい乗って行きます。ダウンタウンまでかなり遠いなとはじめは感じましたが、その分サーレイの街は静かで安全でしたし、バスや電車に乗ると、その土地の人々の生活がわかって楽しかったです。みんなカナダ人なのでしょうが、中国系、インド系、肌が黒い、白い、服装も日本人と同じような人もいれば、それぞれ民族衣装のようないでたちの人もいる。日本の田舎に住んでいる私たちにとって、特に息子にとってはそのようなことも刺激的であったと思います。
親子ホームステイでの挑戦とハプニング
息子にはホームステイ先でも、聞きたいことなどはなるべ私でなく息子に質問させたり、外での買い物も一人でさせたりしてみました。カナダに着いた初日、向こうにもたくさんあるマクドナルドに入ることになりました。息子はツイスターというものと、オレンジジュースと、チキンナゲットを頼んだつもりのようでした。店員さんが聞いてくることに対して、オーケーなどと適当に答えていたのでしょう。出てきたのは、フィレオフィッシュとオレンジジュースが2つ、思ったより小さいチキンナゲットが1パック、フライドポテトが2つに、なぜか日本でいうハッピーセットについてくるような小さいおもちゃまで!!なんで??ちょっとした注文も、なかなか難しいもんだと思い知った笑える出来事でした。そのほかにも、バスに乗っていて降りたい場所を通り過ぎてしまったり、電車のチケットを機械に通すのを忘れていて、たまたまチェックしにきた警察官に注意されたり、いろんな失敗はしましたが、すべて楽しい思い出です。
カナダ短期留学を終えて:親子留学の意義と成長
たった1週間の滞在で何を学んだか?と言われれば、はっきりと答えることはできませんが、私にとっては久しぶりの海外旅行。積極的に話せば話すほど、英語も思い出してきて、「まだ私できるやん!」という気持ちにちょっとなれたことが嬉しかったです。また息子にとっては何もかもが初めてで、特に英語を聞き取ることに苦労していたようですが、物怖じせず、頑張っていたと思います。実際、言葉もロクに通じない場所に来ても、日本にいるとき同様食欲旺盛で出されたものはすべて食べ、夜はぐっすりと眠り、体調も崩さずにずっと過ごせた息子のことを、私はすごいなとちょっと見直しました。カナダでのこの夏の経験が、これからの彼にきっといい影響を与えてくれるものと信じて見守っていきたいです。
まとめ:親子留学を通じて得たものと今後の展望
今息子は14歳。この先、私と2人で旅行になど行くことがあるかと言えば、おそらくないでしょう。だからそういう意味でも、私にとっては本当に貴重な経験でした。安全で安心できる環境を準備してくだっさったグローバルセントさんには感謝しています。また機会があれば、次はまた下の子どもたちと・・・と密かに目論んでいる私です。
カナダ親子留学体験談への感謝を込めて
体験談へのご協力、本当にありがとうございました。カナダでの親子留学を通じたこの夏の経験が、息子さんの未来に良い影響を与えることを願っています。「今回の体験が、これからの彼の成長にきっと役立つ」と感じていただけたことを、とても嬉しく思います。
私自身もそうですが、子どもはあっという間に成長し、いずれ親元を巣立っていきます。親子ホームステイや短期留学の経験は、今すぐには実感できなくても、きっと将来のどこかで彼の人生の支えとなるはずです。 私がこの仕事を始めたきっかけも、小学生の頃の海外旅行でした。親には今でも感謝しています。
これからも、一人でも多くの方に親子留学や短期留学の素晴らしさを体験していただけるよう、私も精一杯サポートしていきたいと思います。